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ジェームズ・マクレーン

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ジェームズ・マクレーン Football pictogram.svg
FIFA WC-qualification 2014 - Austria vs Ireland 2013-09-10 - James McClean 01.jpg
アイルランド代表でのマクレーン (2013年9月)
名前
ラテン文字 James McClean
基本情報
国籍 アイルランドの旗 アイルランド
北アイルランドの旗 北アイルランド
生年月日 (1989-04-22) 1989年4月22日(34歳)
出身地 ロンドンデリー
身長 180cm
体重 70kg
選手情報
在籍チーム イングランドの旗 ウィガン・アスレティックFC
ポジション MF
背番号 23
利き足 左足
ユース
北アイルランドの旗 トロジャンズ
北アイルランドの旗 インスティテュート
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2007-2008 北アイルランドの旗 インスティテュート 1 (0)
2008-2011 北アイルランドの旗 デリー・シティ 78 (18)
2011-2013 イングランドの旗 サンダーランド 70 (11)
2013-2015 イングランドの旗 ウィガン 73 (9)
2015-2018 イングランドの旗 WBA 99 (4)
2018-2021 イングランドの旗 ストーク 102 (12)
2021- イングランドの旗 ウィガン 33 (9)
代表歴2
2008-2009  北アイルランド U-21 7 (0)
2012- アイルランドの旗 アイルランド 87 (11)
1. 国内リーグ戦に限る。2022年7月31日現在。
2. 2021年11月12日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

ジェームズ・マクレーンJames McClean [mˈkln], 1989年4月22日 - )は、北アイルランドロンドンデリー出身でアイルランド代表サッカー選手EFLリーグ1ウィガン・アスレティックFC所属。ポジションはMFマクリーンとも表記されるが、マクレーンと発音される。

2013年8月にウィガン・アスレティックFCへ移籍する前は、トロジャンFCインスティテュートFC、地元のデリー・シティFC、そしてサンダーランドAFCでプレーした。代表では、故郷の北アイルランド代表としてU-21でプレーしたものの、その後はアイルランド代表でのプレー願望から北アイルランドA代表への招集は拒否し、2012年2月にFIFAからの代表変更の許可を得て、チェコ戦でアイルランドA代表として初出場を飾り、UEFA EURO 2012でもプレーした。

経歴

クラブ

インスティテュート、デリー・シティ

北アイルランドロンドンデリークレガンで生まれ、アイルランドとの国境付近やカトリックの家だったこともあり、熱狂的なセルティックFCファンの家庭で育つ。地元のトロジャンズFCでサッカーを始め、それから数年後にインスティテュートFCの下部組織に加入し、2007年に同クラブのトップチームからグレントランFC戦で初出場を飾った。

その後、インスティテュートのクラブ事情からデリー・シティFCへのトライアル参加を許可され、スティーブン・ケニー監督に感銘を与えて、見事デリー・シティとの契約を勝ち取ると、2008年7月1日のリーグ・オブ・アイルランドカップ戦で初出場にして初得点を挙げる活躍を見せ、9月のコーク・シティFC戦でリーグ戦初出場を飾った。加入初年度はパトリック・マッコートナイアル・マッギンの存在から出場機会を制限され、リザーブチームでのプレーが主戦場だったが、翌年は、マッコートの移籍に伴って定位置を確保した。シーズン終了後、クラブが財政難による所属選手への給料未払いだったことでリーグを追放されており、その為、自由契約選手となったマクレーンに対し、リンカーン・シティFCイングランドの2クラブからオファーがあったものの、デリー・シティがファーストディビジョン (2部) での活動ライセンスが付与される可能性が高まったことで、2009年12月10日に再契約した。そして、2010年シーズンは、ストライカーのマーク・ファレンと攻撃を牽引して30試合10得点を挙げ、移籍したマッギンの穴を埋めるプレーを見せると、翌2011年シーズンは負傷で出場が制限されていたにもかかわらず、7得点10アシストの数字を残しており、その活躍にアイルランドプロサッカー選手協会によるリーグの年間最優秀若手選手賞にノミネートされた。

サンダーランド

2011年8月9日、移籍金35万ポンドサンダーランドAFCに3年契約で移籍した。デリー・シティ時代の負傷の影響もあり、少なくともクリスマスまでの間をリザーブチームで過ごすことをスティーヴ・ブルース監督に示唆されたマクレーンは、プレミアリザーブリーグニューカッスル・ユナイテッドFC戦で初出場及び初得点を挙げる等でアピールしたものの、ブルース監督体制下での出場はなかった。しかし、マーティン・オニール監督就任後にリザーブでのマンチェスター・ユナイテッドFC戦でのプレーを見出され、オニール監督指揮1試合目となった12月11日のブラックバーン・ローヴァーズFC戦において、1点差を追いかける中で後半からデビューを飾り、逆転勝利に貢献する及第点のプレーを見せると、2012年1月2日のマンチェスター・シティFC戦で先発を任され、2日後のウィガン・アスレティックFC戦で移籍後初ゴールを決めた。その後も、1月8日のFAカップでのピーターバラ・ユナイテッドFC戦 (2-0) で2得点目、21日のスウォンジー・シティAFC戦 (2-0) でステファン・セセニョンの先制点をアシスト、29日のFAカップでのミドルズブラFC戦ではフレイザー・キャンベルの同点弾をアシストと目に見える結果を残しており、そのプレーは敵将のトニー・モウブレイ監督からも称賛される等、左サイドハーフのレギュラーとして、左サイドバックのキーラン・リチャードソンと連携してチームを支え、3月23日には、契約を2015年夏まで延長することに成功した。同2011-12シーズン終了間近には、ジャック・コルバックを抑え、ファン投票によるクラブの年間最優秀若手選手賞を受賞した。

サンダーランドAFCでウォーミングアップをするマクレーン (2012年8月)

2012年8月、フットボールリーグカップモアカムFC戦で2012-13シーズン初得点にして2得点を挙げる。同大会ではミルトン・キーンズ・ドンズFC戦でも得点した。11月10日のエヴァートンFC戦において、戦没者追悼記念日のリメンブランス・デーにあたり、監督を始め全選手がポピーの刺繍入りユニフォームを着用するのが慣例となっているが、マクレーンが拒否したことで議論となる。自身の決定に同僚や他のサッカー選手達やクラブから擁護されたものの、ロイヤリスト等からの脅威に晒され、翌週のフラムFC戦でサンダーランドのファンのブーイングを受けた。サンダーランドで初出場を飾ってから丁度1年となる2012年12月11日のレディングFC戦で、同シーズンにおけるリーグ戦初得点を挙げる。

ウィガン・アスレティック

2013年8月8日、推定移籍金100万ポンド (その内15万ポンドがデリー・シティへ) でウィガン・アスレティックFCに3年契約で移籍。3日後のウェンブリー・スタジアムで行われたマンチェスター・ユナイテッドFCとのFAコミュニティ・シールドにおいて初出場、2014年1月26日のFAカップでのクリスタル・パレスFC戦で加入後初得点にして、自身としては2012年8月以来の得点を記録した。なお、2013年12月18日のシェフィールド・ウェンズデイFC戦で得点していたものの、嵐による没収試合で無効となっている。

ストーク・シティ

2018年7月22日、フットボールリーグ・チャンピオンシップストーク・シティFCに移籍した。移籍金は500万ポンドで、契約期間は4年間。

ウィガン復帰

2021年8月17日、ウィガン・アスレティックFCに1年契約で復帰した。

2023年3月30日には、自身が自閉症であることを公表した。

代表歴

北アイルランド

ユース時代は、U-21北アイルランド代表として7試合に出場しており、2008年のミルクカップにおいて、開幕戦のアメリカ戦で得点を挙げる等で優勝に貢献した。2011年7月26日、8月10日のフェロー諸島戦に向け、A代表に招集される。しかし、アイルランド代表でのプレーを心に決めていたマクレーンは、ナイジェル・ワージントン監督の招集を拒否し、2012年1月に後任のマイケル・オニール監督からの接触も拒否した。

アイルランド

アイルランド代表でウォーミングアップをするマクレーン (2013年9月)

2012年2月9日にFIFAから代表変更が承認され、アイルランド代表でのプレーが可能となると、翌日に発表されたチェコ戦へ向けたメンバーに名前を連ねていなかったが、クラブでの活躍で2月20日に追加招集され、29日のアビバ・スタジアムでのチェコとの親善試合において、78分からエイダン・マクギーディとの交代出場でA代表デビューを飾った。26日のボスニア・ヘルツェゴビナとの親善試合で初先発した。

5月7日にジョバンニ・トラパットーニ監督率いるEURO 2012のメンバーに選出される。そのことに関し、Twitter上でロイヤリスト等から死の脅威に晒され、アカウントを閉鎖する事態となった。EURO 2012では、6月10日のクロアチアとの初戦を未出場で終えた後、次戦でも同様と見られていたが、14日のスペイン戦で76分から出場を果たしている。9月7日の2014 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選カザフスタン戦で起用されず、Twitter上でトラパットーニ監督を批判し、問題行動を起こしていた (後に謝罪) ものの、その後も定期的に招集されていた。2014年6月11日のポルトガルとの親善試合で代表初得点を挙げた。

個人成績

クラブでの成績

出典:

所属クラブ シーズン リーグ カップ リーグカップ その他 合計
所属リーグ 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
インスティテュート 2007-08 IFAプレミアシップ 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0
合計 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0
デリー・シティ 2008 リーグ・オブ・アイルランド 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0
2009 26 1 0 0 0 0 0 0 26 1
2010 LOIファーストディビジョン 30 10 0 0 0 0 0 0 30 10
2011 リーグ・オブ・アイルランド 21 7 0 0 1 0 0 0 22 7
合計 78 18 0 0 1 0 0 0 79 18
サンダーランド 2011-12 プレミアリーグ 23 5 6 1 0 0 - 29 6
2012-13 36 2 2 0 3 3 - 36 6
合計 59 7 8 1 3 3 - 70 11
ウィガン 2013-14 チャンピオンシップ 37 3 5 1 0 0 6 0 48 4
2014-15 35 6 1 0 0 0 0 0 36 6
合計 72 9 6 1 0 0 6 0 84 10
キャリア通算成績 210 34 14 2 4 3 6 0 234 39

代表での成績

出典:

アイルランド代表
出場 得点
2012 6 0
2013 12 0
2014 9 4
2015 7 0
2016 13 4
2017 10 2
2018 6 0
2019 9 0
2020 5 0
2021 10 1
Total 87 11

代表での得点

# 開催日 開催地 対戦国 スコア 結果 大会
1. 2014年6月10日 アメリカ合衆国の旗 イーストラザフォード ポルトガルの旗 ポルトガル 1-3 1-5 親善試合
2. 2014年10月11日 アイルランドの旗 ダブリン ジブラルタルの旗 ジブラルタル 4-0 7-0 UEFA EURO 2016予選
3. 2014年10月11日 アイルランドの旗 ダブリン ジブラルタルの旗 ジブラルタル 6-0 7-0 UEFA EURO 2016予選
4. 2014年11月18日 アイルランドの旗 ダブリン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 3-1 4-1 親善試合
5. 2016年3月29日 アイルランドの旗 ダブリン スロバキアの旗 スロバキア 2-1 2-2 親善試合
6. 2016年10月11日 モルドバの旗 キシナウ モルドバの旗 モルドバ 1-2 1-3 2018 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選
7. 1-3
8. 2016年11月12日 オーストリアの旗 ウィーン オーストリアの旗 オーストリア 1-0 1-0 2018 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選
9. 2017年6月4日 アイルランドの旗 ダブリン ウルグアイの旗 ウルグアイ 3-1 3-1 親善試合
10. 2017年10月9日 ウェールズの旗 カーディフ ウェールズの旗 ウェールズ 1-0 1-0 2018 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選
11. 2021年3月30日 ハンガリーの旗 デブレツェン カタールの旗 カタール 1-0 1-1 親善試合

タイトル

代表

アイルランド代表

クラブ

デリー・シティFC

脚注

外部リンク


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