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バニステリオプシス・カーピ

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バニステリオプシス・カーピ
Caapi.jpg
若いバニステリオプシス・カーピ。
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : バラ類 Rosids
: キントラノオ目 Malpighiales
: キントラノオ科 Malpighiaceae
: バニステリオプシス属 Banisteriopsis
: バニステリオプシス・カーピ B.caapi
学名
Banisteriopsis caapi (Spruce ex Griseb.) C.V.Morton

バニステリオプシス・カーピ(Banisteriopsis caapi)は、一般にアヤワスカカーピヤヘと呼ばれ、南米キントラノオ科つる植物煎じ汁アヤワスカの調合に用いられ、これはエンセオジェンとして「植物の師匠」(plant teacher)として、アマゾン熱帯雨林先住民に用いられてきた歴史がある。本種はハルマラ・アルカロイドハルミンハルマリンテトラヒドロハルミンを含有する。これらのアルカロイドはモノアミン酸化酵素阻害薬 (MAOI) として作用するβ-カルボリン系のアルカロイドである。 アヤワスカのもう一つの原料であるサイコトリア・ヴィリディス (Psychotria viridis) は、主な向精神性の物質であるN,N-ジメチルトリプタミン (DMT) を含み、このMAOIはDMTを経口で摂取しても作用するようにする。 本種の茎には、0.11-0.83%のβ-カルボリンが含まれ、ハルミンとテトラヒドロハルミンがその主な組成物である。 本種の全部位にアルカロイドが含まれている。

The CRC World Dictionary of Plant Names (Umberto Quattrocchi著)によれば、バニステリオプシス属の命名は、ジョン・バニスターによる。彼は、17世紀のイギリスの聖職者で博物学者である。当初はBanisteria属とされたため、本種は時にBanisteria caapiと呼ばれる。

法的位置づけ

アメリカ合衆国でのカーピの規制はない。2006年の最高裁の判決は、カーピを含むアヤワスカ(調合茶)についてであり、別の植物サイコトリア・ヴィリディスが規制物質であるDMTを含有しており、アメリカ合衆国に130人の信者を持つブラジルの宗派ウニオン・ド・ヴェジタルが、その儀式において、この調合茶を使用を支持したものである。

カナダでは、規制薬物・物質法にてハルマラはスケジュールIIIに指定されている。ツル植物とアヤワスカ茶については法律上曖昧で、同法が規制物質を含む天然資源を違法だとしていないためであり、この見解を国際麻薬統制委員会も支持している。

アルカロイド

登場作品

Plant Teacher (英語) - 2011年のこの小説は、カーピの使い方を求めた旅行者の人生が一変していくことを描いた。

関連項目

さらに読む

  • Barbosa, PC; Cazorla, IM; Giglio, JS; Strassman, R (September 2009). “A six-month prospective evaluation of personality traits, psychiatric symptoms and quality of life in ayahuasca-naïve subjects.”. Journal of Psychoactive Drugs 41 (3): 205–12. doi:10.1080/02791072.2009.10400530. PMID 19999673. 

外部リンク


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