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フルラゼパム

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フルラゼパム
フルラゼパムの構造式
臨床データ
胎児危険度分類
  • X (Contraindicated in pregnancy)
法的規制
投与方法 経口
識別
ATCコード N05CD01 (WHO)
KEGG D00329
化学的データ
化学式 C21H23ClFN3O
分子量 387.88 g·mol−1

フルラゼパム (flurazepam) とは、ベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤の一種。長時間作用型。

日本ではダルメートベノジールという商品名で発売されている。日本の処方箋医薬品であり、医師の処方箋なしでは入手することはできない。アメリカ・カナダ・オーストラリアではダルメーン。

連用により依存症、急激な量の減少により離脱症状を生じることがある。向精神薬に関する条約のスケジュールIVに指定されている。麻薬及び向精神薬取締法の第三種向精神薬である。

適用

  • 不眠症
  • 麻酔前投薬

種類

ダルメーン15mg(米国)
  • カプセル剤: 10mg, 15mg

副作用

倦怠感頭痛、集中力低下、ふらつき、脱力感、吐き気など。

依存性

日本では2017年3月に「重大な副作用」の項に、連用により依存症を生じることがあるので用量と使用期間に注意し慎重に投与し、急激な量の減少によって離脱症状が生じるため徐々に減量する旨が追加され、厚生労働省よりこのことの周知徹底のため関係機関に通達がなされた。医薬品医療機器総合機構からは、必要性を考え漫然とした長期使用を避ける、用量順守と類似薬の重複の確認、また、慎重に少しずつ減量する旨の医薬品適正使用のお願いが出されている。調査結果には、日本の診療ガイドライン5つ、日本の学術雑誌8誌による要旨が記載されている。


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