ブリッジャー級

ブリッジャー級（ブリッジャーきゅう、英: Bridgerweight）は、ボクシング（格闘技）で用いられる階級の1つ。ブリッジャーは2020年7月に野良犬から妹を助けるために90針を縫った当時6歳のアメリカ人少年「ブリッジャー・ウォーカー」（Bridger Walker）に由来する。

歴史

2020年7月21日、WBCは前述のブリッジャー・ウォーカーを「名誉王者」（Honorary Champion）に認定しチャンピオンベルトを贈呈したと発表した。

同年11月9日、WBCは「ブリッジャー級」の新設を発表。同年12月、WBCは公式サイトにブリッジャー級のランキングページを追加した。

2020年12月19日、ブリッジャー級として初めての試合が南アフリカのケンプトンパークのエンペラーズ・パレスで行われたケビン・レレナとパトリック・フェルグーソンとの試合がブリッジャー級契約10回戦として行われた。

2021年4月3日、メキシコのシナロア州にてジオバニー・ブルゾンとゲルマン・ガルシアとの間でWBCラテン・ブリッジャー級王座決定戦が初めてのタイトル戦として行われた。

2021年10月22日、カナダのモントリオールで、オスカル・リバスがライアン・ロジッキーとWBC世界ブリッジャー級初代王座決定戦を行い、初代王座を獲得した。

ボクシング

プロボクシングでの契約ウェートは、200 - 224ポンド (90.719 - 101.604kg) 。ヘビー級とクルーザー級の間の階級で、全18階級中2番目に重い階級。

2021年12月時点では、WBC以外のメジャー王座認定団体（WBA、IBF、WBO）からの当該階級新設の発表はない。ただし、マイナー団体ではIBAが「スーパークルーザー級」（200ポンド (90.719kg) 以上210ポンド（95.254kg）未満）を設けている。

脚注

注釈