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ミコフェノール酸

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Mycophenolicacid.svg
Mycophenolic acid ball-and-stick.png
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
発音 [ˌmkfɪˈnɒlɪk]
販売名 CellCept, Myfortic, others
Drugs.com monograph
MedlinePlus a601081
ライセンス EMA:リンクUS Daily Med:リンク
胎児危険度分類
  • AU: D
  • US: D
法的規制
投与方法 By mouth, intravenous
薬物動態データ
生物学的利用能 72% (sodium),
94% (mofetil)
血漿タンパク結合 82–97%
代謝 Liver
半減期 17.9±6.5 hours
排泄 Urine (93%),
faeces (6%)
識別
CAS番号
24280-93-1 チェック
ATCコード L04AA06 (WHO)
PubChem CID: 446541
IUPHAR/BPS 6832
DrugBank DB01024 チェック
ChemSpider 393865 チェック
UNII HU9DX48N0T ×
KEGG D05096  チェック
ChEBI CHEBI:168396 チェック
ChEMBL CHEMBL866 チェック
別名 Mycophenolate sodium
化学的データ
化学式 C17H20O6
分子量 320.34 g·mol−1

ミコフェノール酸(ミコフェノールさん、Mycophenolic acid、MPA )は、臓器移植後の拒絶反応の予防またはクローン病狼瘡などの自己免疫疾患の治療に用いられる免疫抑制薬である。具体的には、腎臓心臓肝臓の移植後に使用される。投与法は経口または静脈への注射である。製剤されたものにはミコフェノール酸ナトリウムミコフェノール酸モフェチルがある。日本ではモフェチルエステルのみが承認されている。

一般的な副作用には、吐き気、感染症、下痢、などがあげられる。その他の重度の副作用には、リスクの増加、進行性多巣性白質脳症貧血胃腸出血、などがあげられる。妊娠中の人への使用は胎児に害を及ぼす可能性がある。作用機序はリンパ球グアノシンを生成するのに必要とするイノシン一リン酸デヒドロゲナーゼ(IMPDH)を阻害することによって機能する。

ミコフェノール酸は、1893年にイタリア人のバルトロメオ・ゴシオによって最初に発見された。1945年と1968年に再発見された。1990年代に免疫抑制作用が発見された後、1995年に米国で医薬品として承認された。後発医薬品として入手できる。


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