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ロシア国立ウイルス学・生物工学研究センター
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ロシア国立ウイルス学・生物工学研究センター | |
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正式名称 | Государственный научный центр вирусологии и биотехнологии |
日本語名称 | ロシア国立ウイルス学・生物工学研究センター |
英語名称 | State Research Center of Virology and Biotechnology VECTOR |
所在地 |
ロシア連邦 ロシア ノヴォシビルスク州 ノヴォシビルスク コルトソボ(р.п. Кольцово, Новосибирский район, Новосибирская область) |
人数 | 1614 |
設立年月日 | 1974年 |
前身 | Всесоюзный научно-исследовательский институт молекулярной биологии |
保有施設 | ベルツクに医療バイオテクノロジー研究所を所有 |
公式サイト | www.vector.nsc.ru |
ロシア国立ウイルス学・生物工学研究センター(ロシア語: Государственный научный центр вирусологии и биотехнологии)、別名:VECTOR(Вектор)、国立ウイルス学・バイオテクノロジー研究センターは、ノヴォシビルスクの都市型集落コルトソボにあるウイルス学・生物工学を研究する研究所である。冷戦中は生物兵器の開発拠点として知られていた。
バイオセーフティーレベルはレベル1からレベル4まで、想定される全ての施設を保有する。アメリカ疾病予防管理センター(CDC)と共に、自然界で撲滅した天然痘ウイルスを保有する施設ともなっている。
創設以来、施設を守る部隊が存在する。
歴史
1974年、全連邦国立分子生物学研究所(Всесоюзный научно-исследовательский институт молекулярной биологии、略称:ВНИИ МБ)として設立。
事故
- 2014年5月5日、研究助手が誤って自分の手にエボラウイルス注射を刺してしまい、即座に上司に報告し専門的な治療を行ったが2週間後に死亡した。
- 2019年9月16日、6階建てビルの5階でガス爆発が発生し、従業員1人が3度の火傷を負い集中治療室に運び込まれた。施設のガラスが飛散したものの建物自体には影響は見られなかった。タス通信によると市長はバイオハザードなどの危険は無いとコメントしている。
脚注
関連項目
- バイオプレパラト - 冷戦時代にソビエト連邦で生物兵器の開発・製造を行った組織
- 生物兵器禁止条約、生物剤
- ソビエト連邦における生物兵器(天然痘、マールブルグ熱、炭疽菌、ペスト菌、野兎病菌、鼻疽菌、ブルセラ症、Q熱、ベネズエラ馬脳炎ウイルス、ボツリヌストキシン、黄色ブドウ球菌エンテロトキシンB)
- ВНИИ - 「全連邦国立研究所」の意で、Всесоюзный научно-исследовательский институтの略語。
- ロシア国立応用微生物学・バイオテクノロジー研究センター
- ロシア連邦国防省微生物研究所
- ヴォズロジデニヤ島 - ソ連時代の生物化学兵器研究施設。管理に問題があるため立ち入り禁止
- ロシア軍放射線・化学・生物学防護部隊
- 他国の類似施設
- アメリカ疾病予防管理センター(CDC)
- エッジウッド化学生物学センター - アメリカ陸軍の生物化学兵器研究所
- ポートンダウン - イギリスの人体実験や生物兵器を研究していた施設
- CBRN防衛センター - イギリスの大量破壊兵器対策施設
- Orsan計画 - フランスにおいて大量破壊兵器を使用された時の病院対応マニュアル
- ORSEC機関 - フランスの災害や大量破壊兵器対応機関