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疝痛
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この項目「疝痛」は加筆依頼に出されており、内容をより充実させるために次の点に関する加筆が求められています。 加筆の要点 - 馬以外の動物、特に人間の症状について (貼付後はWikipedia:加筆依頼のページに依頼内容を記述してください。記述が無いとタグは除去されます) (2019年12月) |
疝痛(せんつう、colic)とは腹部臓器の疼痛およびそれに伴う腹痛を示す症状名。過食疝、痙攣疝、便秘疝、風気疝、変位疝、血栓疝、寄生疝に分類される。
馬ではその解剖学的、生理学的特徴から多発する。馬で多発する原因として、胃が体躯に比べ小さいために嘔吐しにくい構造であること、腸間膜が長く固定されていないこと、巨大な盲腸をもつことなどが挙げられる。
分類
過食疝
急性胃拡張。飼料の過食、胃内容物の排泄障害により胃が過度に膨張することによる疝痛。採食後数時間以内に持続する疼痛を示す。
痙攣疝
カタル性痙攣。冷雨、寒風、冷水を原因とし、間欠的な疼痛を示す。
便秘疝
腸内容物が停滞乾燥し、その部分が拡張、閉塞することを原因とする。
風気疝
腸管内のガスが腸壁を機械的に圧迫あるいはガスおよび分解産物の化学的刺激を原因とする。
変位疝
腸の嵌頓、絞扼、捻転、重積を原因とする。
血栓疝
腸間膜動脈に普通円虫(Strongylus vulgaris)の幼虫が寄生することに原因する。
寄生疝
馬回虫、条虫、大口胃虫、無歯円虫、毛線虫、馬蠅幼虫の寄生を原因とする。
関連項目
参考文献
- 日本獣医内科学アカデミー編 『獣医内科学(大動物編)』 文永堂出版 2005年 ISBN 4830032006
- 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版 1991年 ISBN 4885006104