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腸閉塞症

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腸閉塞症
Upright X-ray demonstrating small bowel obstruction.jpg
直立腹部X線小腸の腸閉塞症。複数の空気流体レベルあり。
分類および外部参照情報
診療科・
学術分野
一般外科
ICD-10 K56
ICD-9-CM 560
DiseasesDB 15838
MedlinePlus 000260
MeSH D007415
GeneReviews

腸閉塞症(ちょうへいそくしょう)(英:Bowel obstruction)または腸閉塞(ちょうへいそく)は、機械的または腸粘膜機能的閉塞(イレウス)によって消化物の正常な動きを妨げる病気小腸または大腸に影響を及ぼすことがある。

概要

腸閉塞症の症状には、腹痛嘔吐満腹感がたまって出ないことが含まれる。急性の激しい腹痛による入院の5%から15%が機械的な閉塞が原因である。腸閉塞症の原因には癒着ヘルニア腸捻転子宮内膜症炎症性腸疾患虫垂炎腫瘍大腸憩室症虚血性大腸炎結核腸重積症がある。小腸の閉塞はヘルニアによるものがほとんどであり、大腸の閉塞は腫瘍や腸捻転によるものである。

X線によって診断ができるが、CTスキャンによる診断のほうがより正確である。子供や妊婦の診断には超音波またはMRIが使われる。

治療には保存的な方法または手術がある。 一般的には点滴経鼻胃管による減圧、鎮痛剤の投与である。抗生物質の使用も一般的である。小腸の閉塞の25%は手術が必要である。

合併症には敗血症腸管虚血胃腸穿孔がある。2013年には約250万ケースの腸閉塞症のうち23.6万人が死亡。男女とも等しく影響し、年齢関係なく起こりえる。

腸閉塞症は歴史を通して報告されており、紀元前1550年のヒポクラテスによるエーベルス・パピルスに詳しく記載されている。

脚注



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