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腺性歯原性嚢胞
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腺性歯原性嚢胞(せんせいしげんせいのうほう、Glandular Odontogenic Cyst;GOC)は歯原性嚢胞の一つ。X線画像上では、単房性もしくは多房性の透過像を示す。
1988年にGardnerらによって報告され、1992年のWHO分類にて歯原性発育性嚢胞の一種と分類された稀な疾患。
疫学
およそ80%が下顎骨に発生し、特に前歯部での発生が多い。患者の平均年齢は40歳代であるが、10歳代から90歳代まで報告があり、男女比はほぼ同数かわずかに男性が多い。
治療法
嚢胞摘出術や掻爬を治療法として報告していることが多いが、大きなものでは下顎骨辺縁切除術・下顎骨区域切除術・上顎部分切除術といった顎骨切除を行った例や、生検のみや経過観察を行った例も報告されている。
予後
臨床的に再発が多いとされているが、疾患の報告数自体が少なく、日本では再発例の報告は1例のみである。
関連項目
脚注
参考文献
- Ivor R.H. Kramer , J.J. Pindborg , M. Shear (1992-02-06) (English). Histological Typing of Odontogenic Tumours. WHO. World Health Organization. International Histological Classification of Tumours (2nd ed.). Berlin/Heidelberg: Springer. p. 32. ISBN 9783540541424
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- Gardner DG; Kessler HP, Morency R, Schaffner DL (Sep 1988). “The glandular odontogenic cyst: an apparent entity.”. Journal of oral pathology. (Copenhagen, Denmark: Munksgaard) 17 (8): 359-366. ISSN 0300-9777. PMID 3146620.
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