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おもらしフェチ
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おもらしフェチ(英語: Omorashi-fetishism)とは、糞尿愛好症の一種で、特におもらしに対して性的興奮を抱くフェティシズムであり、いわゆるヘンタイの一種とされる。
概要
ジークムント・フロイトが主張する5つの心理的性的発達理論の2番目の段階には肛門期と呼ばれる時期が存在し、この時期になると子供は排泄、またはこれを我慢する事に快感を感じるようになるという。また「おもらし=恥ずかしい」という概念が生まれるのもこの時期であり、肛門期自体は一定の期間が過ぎると終わるのだが、中には快感を覚えたまま成長する子供も少なくなく、その様な場合はそのまま思春期を迎える事で排泄に対して何らかの性的興奮を感じるようになるのだという。
このようなフェティシズムは糞尿愛好症と呼ばれるが、おもらしフェチは「服を着たままのおもらし」という点で異なっており、両者は分けて考えられる事が多い。
また、兄弟姉妹のいる家庭においては、身近な異性のおもらしを偶然目撃する事により、この性癖を持つようになる子供も多いとされる。
分類
おもらしフェチが糞尿愛好症の一種であるように、おもらしフェチもさらに細かく区分される。ここではその区分について記述する。
見るおも
おもらしを見る事で性的興奮を抱く性癖である。特に思春期前後におもらしという異性の恥ずかしい姿を見てしまう事により、この性癖を持つようになる事が多いとされる。なお、思春期には授業中にトイレに行く事を恥ずかしく感じるようになるため「トイレに行きたい。」と言い出せなくなり、授業中のおもらしも増えるとされている。隠語では「見るおも」と呼ばれる。
するおも
自分でおもらしをする事で性的興奮を抱く性癖である。この場合「尿で性器のまわりや下着が温かくなるのが気持ちいい。」という理由もあるのだが、「恥ずかしいけど気持ちいい。」というある種のマゾヒズム的な理由も大きいとされている。隠語では「するおも」や「わざおも(わざとおもらし)」と呼ばれる。
他のフェティシズムとの関わり
おもらしフェチはその性質上、他のフェティシズムとの関わりも多い。ここでは、おもらしフェチと他のフェティシズムとの関わりについて記述する。
制服フェティシズムとの関係
前述した通り、おもらしフェチは思春期と深く関わっているため、思春期の象徴的存在であるセーラー服などの学校制服との関わりも必然的に発生する。よって制服フェティシズムとおもらしフェチは親和性が高く、制服おもらしはおもらしフェチの中でも特に有名であり、人気が高い。特に椅子に座っておもらしをした場合、お尻に尿がまわるため、制服のお尻部分にくっきりと尿のシミがついてしまい、かなり恥ずかしい事になる。また、椅子から尿が垂れる過程において尿が脚を伝う事もよくあり、そのような場合には靴下や上履きまで尿で汚してしまい、とくに白のハイソックスを着用していた場合には黄色いシミがくっきりとできるため、より恥ずかしさを誘う。この事から、おもらしフェチは靴下フェティシズムとも深く関わっていると言えるだろう。
ブルマフェティシズムとの関係
ブルマもまた、思春期の象徴的存在である。そのため、制服同様おもらしフェチとの関わりは深い。また、ブルマはぴったりとお尻に密着する衣類であるため、ブルマを着用した状態でおもらしをすると、密着したブルマの中で尿がぐるぐると渦巻いているような感覚があり、尿の温かさもより強く感じられるとされる。そのため、制服おもらしに次ぐ人気を誇り、その魅力は人々を惹きつけてやまないのだという。そして、ブルマは比較的布地が厚いため尿をより多く吸うことができ、多少の量では外に漏れないため、ブルマを着用した状態で少しずつ尿をおもらししていく「ちびりプレイ」もある。
スクール水着フェティシズムとの関係
制服、ブルマ同様、思春期の象徴的存在であるスクール水着も、おもらしフェチと無関係ではない。特に、いわゆる「旧スク」と呼ばれるワンピース型のものは一度着ると脱ぐのに手間がかかるため、トイレに行っても脱がずにそのまま排尿する事も多いとされ、間接的におもらしのような形になってしまうのだという。また、その時に「いけない事をしてしまっている。」「恥ずかしい。」といった感情も同時に巻き起こる事が多く、それもおもらしフェチの一種とされている。
おもらしを扱った雑誌、同人アニメ、ゲーム
おもらしフェチは、他のフェティシズムと同様、商業誌、同人アニメ、同人ゲームなどでも多く扱われる題材となっており、例を挙げれば「おもらし倶楽部」などの商業誌や「omoani」のようなおもらしアニメ、「教室のBigWave」や「田舎生活サバイバルRPGそのひぐらし」などの同人ゲームなどあり、枚挙に暇がない。