オウゴニン

オウゴニン
IUPAC名 5,7-Dihydroxy-8-methoxy-2-phenyl-4H-chromen-4-one
別称 ウォゴニン オウゴニン Norwogonin 8-methyl ether 5,7-dihydroxy-8-methoxyflavone 5,7‐ジヒドロキシ‐8‐メトキシフラボン
識別情報
CAS登録番号	632-85-9
PubChem	5281703
ChemSpider	4445020
日化辞番号	J12.474E
KEGG	C10197
ChEBI	CHEBI:10043
ChEMBL	CHEMBL16171
SMILES COC1=C(C=C(C2=C1OC(=CC2=O)C3=CC=CC=C3)O)O
InChI InChI=1S/C16H12O5/c1-20-15-12(19)7-10(17)14-11(18)8-13(21-16(14)15)9-5-3-2-4-6-9/h2-8,17,19H,1H3  Key: XLTFNNCXVBYBSX-UHFFFAOYSA-N  InChI=1/C16H12O5/c1-20-15-12(19)7-10(17)14-11(18)8-13(21-16(14)15)9-5-3-2-4-6-9/h2-8,17,19H,1H3 Key: XLTFNNCXVBYBSX-UHFFFAOYAQ
特性
化学式	C16H12O5
モル質量	284.26 g mol−1
精密質量	284.068473
融点	203–206 °C
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

オウゴニン(またはウォゴニン、英: Wogonin)は、コガネバナから単離されるO-メチル化フラボンでノルウォゴニンの8位がメトキシ化された化合物。

存在

日本の漢方薬である黄芩や小柴胡湯の有効成分の1つである。 コガネバナと同じタツナミソウ属 (Scutellaria) の植物にも含まれ、Skullcapハーブとして海外で利用されている。

作用

ある研究では、オウゴニンは、マウスに7.5から30 mg/kgを投与することで、ベンゾジアゼピンのような鎮痛や筋弛緩の作用を示さずに、抗不安薬の作用を示すことが示されている。in vitroでの予備実験では、オウゴニンが抗腫瘍活性を持つ可能性が示された。

配糖体

オウゴニンの配糖体は、オウゴノシド(またはウォゴノシド)として知られる。

• オロキシンジン (7-O-グルクロニド)

ノウセンカズラ科のソリザヤノキ(Oroxylum indicum)から単離される。、