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スズラン
スズラン | ||||||||||||||||||||||||
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分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Convallaria majalis L. | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
スズラン(鈴蘭、君影草) | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
Lily of the valley | ||||||||||||||||||||||||
変種 | ||||||||||||||||||||||||
スズラン(鈴蘭、学名:Convallaria majalis)は、スズラン亜科スズラン属に属する多年草の一種。狭義にはその中の一変種Convallaria majalis var. keiskeiを指す。君影草(きみかげそう)、谷間の姫百合(たにまのひめゆり)の別名もある。
毒性
強心配糖体のコンバラトキシン (convallatoxin)、コンバラマリン (convallamarin)、コンバロシド (convalloside) などを含む有毒植物。有毒物質は全草に持つが、特に花や根に多く含まれる。摂取した場合、嘔吐、頭痛、眩暈、心不全、血圧低下、心臓麻痺などの症状を起こし、重症の場合は死に至る。
北海道などで山菜として珍重されるギョウジャニンニクと外見が似ていることもあり、誤って摂取し中毒症状を起こす例が見られる。スズランを活けた水を飲んでも中毒を起こすことがあり、上野正彦著「死体は語る」には、五歳の子どもが枕元に置いてあったスズランの活けられた花瓶の水を飲み死亡した例が書かれている。
種類
スズラン属の日本在来変種はC. m. var. keiskeiのみであり、本州中部以北、東北、北海道の高地に多く自生する。北海道を代表する花として知られる。花には強い芳香がある。
観賞用に栽培されているものの多くはヨーロッパ原産のドイツスズラン(C. m. var. majalis)である。日本に野生するスズランと比べると大型で、花の香りが強い。またスズランの花茎が葉より短いのに比べ、ドイツスズランは花茎が葉と同じ長さかそれ以上に伸びる。花色は白が普通だが桃、紅などもあり、葉に斑(縞)の入った品種もある。
なお、エゾスズラン(Epipactis papillosa)はラン科の植物である。
文化
フランスでは、花嫁にスズランを贈る風習がある。また、メーデーにスズランの花を贈り合う。フィンランドの国花であり、スウェーデンのイェストリークランド地方の花でもある。
日本の自治体・行政区の花
道県 | 支庁・地方 | スズランを指定する各市町村 | 備考 |
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北海道 | 上川総合振興局 | 美瑛町 | - |
オホーツク総合振興局 | 津別町 | - | |
石狩振興局 | 札幌市、恵庭市 | 恵庭市の指定は1973年4月2日 | |
空知総合振興局 | 砂川市 | - | |
十勝総合振興局 | 音更町、士幌町、上士幌町、清水町、中札内村、更別村 | - | |
釧路総合振興局 | 釧路市 | キンレンカとエゾリンドウも指定している | |
日高振興局 | 平取町 | 平取町芽生(めむ)には、日本最大の野生スズラン群生地(約15ヘクタール)が所在する | |
長野県 | 東信地方 | 立科町、南牧村 | - |
南信地方 | 富士見町、駒ヶ根市 | - | |
奈良県 | - | 宇陀市 | 自生南限地 |
広島県 | - | 世羅町 | - |
- スズランをシンボルに指定していた廃止自治体