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ネジレバネ
ネジレバネ
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ネジレバネ目(撚翅目) | ||||||||||||
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分類 | ||||||||||||
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亜目 | ||||||||||||
ネジレバネ(撚翅)は、ネジレバネ目(撚翅目、Strepsiptera)と呼ばれる目の微小な寄生昆虫の総称。雄と雌の形態の差が激しく、ツチハンミョウのように過変態である。
雄は目、足、翅を持ち、前翅が平均棍のような器官(偽平均棍)となっている。雌は足や翅を持たず、蛆虫状である種類が多い。
スズメバチネジレバネの生態
この属の最大種であるスズメバチネジレバネはコガタスズメバチの働き蜂に最も寄生し、腹部から雌が見えている状態で見つかる場合が多い。卵は雌の体内から出ない。体内で孵化した一齢幼虫は脚を持つ。宿主が樹液場に行ったとき、雌および宿主の体内から脱出し、樹液場で脱皮する。そこでウジのような二齢幼虫に加齢し、樹液場にたまたま来た宿主の体内に侵入すると考えられる(ツチハンミョウの生態に似ており、過変態をする)。雌は生涯を通じて宿主の体内で過ごし、雄は羽化すると宿主から脱出して数時間の寿命の間で雌を探し、飛び回ると考えられる(ライトトラップで雄が採集されたという報告もある)。
なお、寄生された宿主はネジレバネにコントロールされ、複数個体に寄生された場合を除きほとんどの場合は衰弱せず働き蜂としての仕事をしなくなり、女王蜂と一緒に翌年まで越冬すると考えられている(宿主は8月に越冬したという例も報告されている)。
分類
- シミネジレバネ亜目 Mengenillidia
- シミネジレバネ科 Mengenillidae
- Mengeidae
- ネジレバネ亜目 Stylopidia
- カメムシネジレバネ科 Corioxenidae
- ボハートネジレバネ科 Bohartillidae
- クシヒゲネジレバネ科 Halictophagidae
- アリネジレバネ科 Myrmecolacidae
- Callipharixenidae
- エダヒゲネジレバネ科 Elenchidae
- ネジレバネ(ハチネジレバネ)科 Stylopidae
参考文献
- 石川良輔 『昆虫の誕生 - 一千万種への進化と分化』 中央公論社〈中公新書〉、1996年、ISBN 4-12-101327-1
関連項目
外部リンク
- 日本産生物種数調査(日本分類学会連合)
- 電子博物館 - 26. Strepsiptera 撚翅目(ネジレバネ目)(北海道大学理学研究科)
六 脚 亜 門 広 義 の 昆 虫 |
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