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ハリー・ポッターと秘密の部屋
ハリー・ポッターと秘密の部屋 Harry Potter and the Chamber of Secrets | ||
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著者 | J・K・ローリング | |
訳者 | 松岡佑子 | |
イラスト |
クリフ・ライト ダン・シュレシンジャー |
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発行日 |
1998年7月2日 2000年9月19日 |
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発行元 |
Bloomsbury Publishing 静山社 |
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ジャンル | ファンタジー | |
国 | イギリス | |
言語 | 英語 | |
形態 | 上製本 | |
ページ数 | 251 | |
前作 | ハリー・ポッターと賢者の石 | |
次作 | ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 | |
コード |
ISBN 0-7475-3849-2 ISBN 4-915512-39-8 |
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『ハリー・ポッターと秘密の部屋』(ハリー・ポッターとひみつのへや、原題: Harry Potter and the Chamber of Secrets)は、イギリスの作家、J・K・ローリングが1998年に発表した、ファンタジー小説『ハリー・ポッター』シリーズの第2巻。同じ題名で2002年に映画化されている。
ホグワーツ魔法魔術学校の2年生となったハリー・ポッターが、親友とともにホグワーツ城で起こった「秘密の部屋」事件を解決するまでの1年間を描く。
あらすじ
夏休み、ハリー・ポッターは唯一の身寄りであるダーズリー家へ帰省していた。初めての友人もできて、夢のようだったホグワーツ魔法魔術学校での生活を中断されていたハリーのもとに、ドビーと名乗る屋敷しもべ妖精が現れ、ハリーに「ホグワーツに戻ってはならない」と警告する。だがそれを拒否したハリーのまえで、ドビーはケーキに浮遊術の魔法をかけて来客者の頭上に落下させ、これをハリーの仕業と見せかける。マグルのまえで魔法を使ったこととなったハリーに対し、魔法省は規定に違反したとして警告する。ダーズリー一家の怒りに触れたハリーは部屋に監禁されるが、親友のロン・ウィーズリーとその兄フレッドとジョージに空飛ぶ車(フォード・アングリア)で救出され、ウィーズリー家へと向かう。
ウィーズリー家の暖炉から、新しい教科書を購入するためにダイアゴン横丁へ向かおうとするが、ハリーは発音がうまくいかず失敗し、「夜の闇(ノクターン)横丁」へ迷い込む。そこへ現れたホグワーツの森番、ルビウス・ハグリッドに救出され、ダイアゴン横丁で親友のハーマイオニー・グレンジャーとも再会する。書店ではハンサムな魔法使い、ギルデロイ・ロックハートのサイン会が行なわれていて、ロックハートはハリーを見つけては彼と一緒に「日刊予言者新聞」の記者に写真を撮らせ、教科書に指定されている7冊の自伝すべてを贈られる。その後、一行はスリザリン寮生のドラコ・マルフォイと、その父でホグワーツの理事を務めるルシウスと出会う。犬猿の仲であるロンの父アーサーとルシウスは殴り合いの喧嘩に発展するが、ハグリッドに制止される。
新学期、キングス・クロス駅の9と3/4番線へ繋がる壁をなぜか通り抜けられなかったハリーとロンはホグワーツ特急に乗り遅れ、空飛ぶフォード・アングリアでホグワーツへ向かう。車はホグワーツの敷地内にある暴れ柳に激突し、そのためにロンの杖は折れ、車はふたりを降ろして禁じられた森へ走り去る。なんとかホグワーツに辿り着いたハリーとロンだったが、途中でマグルに空を飛んでいるところを見られたことで罰則を受け、ロンは母親からの吼えメールでさんざん叱られ、杖は折れたものをそのまま使用しなければいけなくなる。
ハロウィン当日、管理人アーガス・フィルチの猫であるミセス・ノリスが石になる事件が起こる。その後、マグル出身者の生徒が石にされる事件が立て続けに発生し、伝説と化していた「秘密の部屋」が「スリザリンの継承者」の手で開かれたのではないか、という疑惑がホグワーツ城内に広まる。ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人は、ドラコ・マルフォイが「スリザリンの継承者」ではないかと考え、飲めば姿を変えられるポリジュース薬を作り、マルフォイの取り巻きに化けて話を聞きだそうと計画する。
「秘密の部屋」の話題でもちきりになっていたある日、ロックハートの提案で「決闘クラブ」が開催される。このクラブにて、ハリーが蛇語を話せることが明らかになる。サラザール・スリザリンは蛇語に長けていたことで知られており、これを契機に、城内ではハリーが「継承者」ではないかという噂が広まる。ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人はクリスマス休暇を利用してマルフォイに探りを入れるが、結局マルフォイが「継承者」ではないことが判明する。
クリスマス休暇が明けたある日、ハリーは3階の女子トイレで黒く古い日記帳を見つける。その日記帳には「T・M・リドル」という人物の記憶が残されていて、それを見たハリーは50年前にも起きた「秘密の部屋」事件の概要を知る。しかし後日、グリフィンドールの談話室から何者かに日記を盗まれ、さらに出場予定だったクィディッチの試合が中止となり、ハーマイオニーと別の女子生徒が襲われる事件が発生する。前回の事件時の被疑者だと言われているハグリッドは、魔法大臣とアルバス・ダンブルドアから魔法界の刑務所「アズカバン」へ送ることを告げられる。さらにはダンブルドアが校長を停職させられる事態になり、城内はさらなる不安に駆られる。ハグリッドから話を聞こうとその場に居合わせたハリーとロンは、透明マントで隠れながらハグリッドが去り際に残した言葉をもとに「禁じられた森」に向かい、ハグリッドに育てられた大蜘蛛アクロマンチュラのアラゴグから話を聞く。そこから、ふたりは3階の女子トイレで知り合ったゴースト「嘆きのマートル」が前回の事件の犠牲者だったのではないかと推測し、彼女から話を聞こうとする。
期末試験の3日前、ふたりは機会を得てマートルを訪ねようとするが、副校長のミネルバ・マクゴナガルに見つかる。しかしハリーが「ハーマイオニーを見舞おうとした」と機転を効かせたために処罰を免れ、ふたりはハーマイオニーを見舞う。見ると、石になっている彼女が小さな紙切れを握っていることに気付く。そこには「スリザリンの怪物」の正体が記されていた。これを見たふたりは、今までの事実がすべて整合性を持つことに気づき、寮監であるマクゴナガルに話そうと職員室へ向かう。そのとき、城内にマクゴナガルの声で「生徒は全員寮に待機、教授は2階廊下へ集合」するよう放送が流れる。教授一同は遅れてやってきたロックハートに「スリザリンの怪物」の対応を一任するが、盗み聞きしていたハリーとロンは、ロンの妹であるジニー・ウィーズリーが連れ去られたと知り愕然とする。
ハリーとロンは、ロックハートが教授たちから「スリザリンの怪物」退治を任されていたことを思い出し、そのもとを訪ねる。ロックハートは忘却術で他人の功績を横取りしていたにすぎなかったが、一緒に「秘密の部屋」へ連れて行くことにする。マートルを訪ねた一行は彼女から死んだときの話を聞き、「秘密の部屋」へ続くトンネルの入り口がマートルの棲む3階の女子トイレにあることを知り、「秘密の部屋」に乗り込む。途中、トンネル内部で戻りたいロックハートとのあいだで小競り合いになり、ロックハートがロンの折れた杖を奪って魔法を使い、自身の記憶をなくす事態になる。その際トンネルが崩れ、ハリーはロンとロックハートを残してひとりで「秘密の部屋」へ向かう。
「秘密の部屋」で横たわっているジニーを見つけたハリーは、そこに50年前の生徒である16歳のT・M・リドルがいるのを見て驚く。リドルは自分が50年前の記憶であり、一連の事件はすべてジニーを操って実行させたもので、自分はジニーの魂で復活するのだと告げ、さらにみずからの正体が学生時代のヴォルデモート卿だと明かす。思い悩むハリーに、リドルは「スリザリンの怪物」バジリスクをけしかけ、始末させようとする。窮地に陥ったハリーのところへダンブルドアの校長室にいる不死鳥のフォークスが飛んできて、「組分け帽子」を渡す。ハリーは帽子から「グリフィンドールの剣」を取り出してバジリスクを倒し、その牙を使って日記を破壊することでリドルを消滅させる。
その後、ルシウスはハリーによって今回の「秘密の部屋」事件がすべて自身の陰謀であったことを暴かれ、学校の理事を解任される。ドビーはハリーの手によってマルフォイ家から「解雇」され、自由なしもべ妖精となる。記憶をなくしたロックハートはホグワーツを去り、ハーマイオニーをはじめ石にされた生徒たちもみな回復し、ホグワーツはふたたび平和を取り戻す。
出版と評判
制作
ローリングは『ハリー・ポッターと賢者の石』で高まった期待に応えられないことを心配し、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』を完成させるのは難しいと感じた。予定通りブルームスベリー社に原稿を提出した後、彼女は原稿を持ち帰り、6週間掛けて修正した。
本書の初期の原稿では、幽霊のほとんど首無しニックが、自分の状態と知られざる死の状況を説明する自作の歌を歌っていた。これは本書の編集者がその詩に関心がなかったため切り捨てられたが、その後J.K.ローリングの公式サイトで追加として公開された。ディーン・トーマスの家族の背景が削除されたのは、ローリングと出版社が「不必要な余談」と考えたためで、ローリングはネビル・ロングボトム自身の発見の旅を「中心となる話の筋にとって、より重要」と考えた。
出版
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』は英国では1998年7月2日、米国では1999年6月2日に出版された。ジョン・グリシャム、トム・クランシー、およびテリー・プラチェットなどの人気作家を抑えて、すぐに英国のベストセラーリストで1位を獲得し、ローリングはBritish Book Awards Children's Book of the Yearを2年連続で受賞した最初の作家となった。1999年6月には、『ニューヨーク・タイムズ』をはじめ、米国の3つのベストセラーリストのトップに躍り出た。
初版にはいくつかの誤りがあったが、その後の再版で修正された。当初ダンブルドアは、ヴォルデモートはサラザール・スリザリンの「最後に残った子孫」ではなく「最後に残った先祖」だと言っていた。ギルデロイ・ロックハートの狼男に関する本は、あるときは『Weekends with Werewolves』(狼男との週末)、後半では『Wanderings with Werewolves』(狼男との放浪)と題されている。
批評家の反応
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』はほぼ普遍的な高い評価を受けた。『タイムズ』紙では、Deborah Loudonが「大人になっても読み返される」児童書と述べ、「力強い筋書き、魅力的な登場人物、優れたジョーク、物語から自然に流れ出る道徳的なメッセージ」を強調した。。ファンタジー作家のチャールズ・デ・リントもこれに同意し、シリーズ物の中では珍しいことに、『ハリー・ポッター』の2作目は『ハリー・ポッターと賢者の石』と同等の出来栄えであると認めた。Thomas Wagnerは、学校の地下に隠された秘密を探すということを根拠に、第1作とよく似た筋書きだと見なした。しかし同氏は、ギルデロイ・ロックハートを取り巻く有名人とそのファンのパロディを楽しみ、本書の人種差別の扱いに同意した。Tammy Nezolは、特にハリーが情報をダンブルドアに隠した後のハリーと友人たちの軽率な行動や、石化を治す薬を作るために使われるマンドレイクの人間のような動きに、前作よりも不安を感じたことに気づいた。それでもなお、彼女は1作目と同じくらい2作目の物語は楽しめると認めた。
Mary Stuartは、秘密の部屋でのトム・リドルとの最後の戦いは、スティーヴン・キングの作品とほとんど同じくらい恐ろしく、幼い子供や臆病な子供には強すぎるかもしれないと考えた。しかし、彼女は「普通なら、もっと小さな本5冊分を埋めるくらい十分な驚きと想像力に富んだあらゆる点が盛り込まれている」とコメントしている。他の批評家と同様に、本書は子供と大人の両方の読者に満足させられると思った。Philip Nelによると、初期の批評では純粋に称賛されていたのに対し、後期の批評では批判も含まれていた。しかし、それでもやはり本書が極めて優れているということで意見が一致していたという。
全7巻が出版された後に執筆したGraeme Davisは、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』をシリーズ中で最も弱い作品とみなし、話の筋の構成が『ハリー・ポッターと賢者の石』とほぼ同じであることを認めた。同氏は、フォークスがハリーに剣で武装させ、そして傷ついた彼を治すために登場したことをデウス・エクス・マキナであると記した。彼は、フォークスがどうやってハリーの居場所を知ったのか本書では説明されていないとし、フォークスの登場するタイミングも極めて正確でなければならないと述べた。到着が早ければ恐らくバジリスクとの戦いを妨げただろうし、到着が遅ければハリーとジニーにとって致命的になったからである。
受賞歴および表彰歴
ローリングの『ハリー・ポッターと秘密の部屋』は数種の賞を受賞した。アメリカ図書館協会は、この小説を『2000 Notable Children's Books』と、『Best Books for Young Adults』に挙げている。1999年、Booklistは『ハリー・ポッターと秘密の部屋』をEditors' Choices(編集者が選ぶ作品)の1つ、そして『Top Ten Fantasy Novels for Youth』(青少年向けファンタジー小説のトップテン)の1つに指名している。Cooperative Children's Book Centerは、この小説をCCBC Choice of 2000の『Fiction for Children』部門に選出した。またこの小説は、British Book AwardのChildren's Book of the Yearを受賞し、また1998年には1998 Guardian Children's Awardと1998 Carnegie Awardの最終選考にも残った。
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』は1998年のNestlé Smarties Book Prizeの9才から11才部門で金賞を受賞した。ローリングは『ハリー・ポッターと賢者の石』と『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』でも他に2つのNestlé Smarties Book Prizesを受賞している。スコットランド芸術評議会は1999年に初のChildren's Book Awardをこの小説に授与し、2001年にはWhitaker's Platinum Book Awardも授与した。2003年には、この小説はBBCの調査「ザ・ビッグ・リード」で23位にランクインした。
メインテーマ
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』では、第1作目で始まった、その人らしさを作っているのは何か、ということを考え続けている。『ハリー・ポッターと秘密の部屋』では、ハリーのアイデンティティーは生まれつきのものというより彼の決断によって形作られていると同時に、自分の本当の人となりを隠そうとする対照的な人物を登場させた。Tammy Nezolが言うように、ギルデロイ・ロックハートは魅力的な嘘つきにすぎないため、「本当のアイデンティティーを欠いている」。リドルもまた、「二人とも混血で、孤児で、マグルに育てられた。偉大なるスリザリン自身以来、ホグワーツに来たパーセルマウスはおそらく2人だけだろう。」と2人の共通点を指摘することで、自分自身を理解しようとするハリーの努力を複雑にする。
階級への反発、死とその影響、青年期の経験、犠牲、愛、友情、忠誠心、偏見、人種差別がシリーズの変わらぬテーマとなっている。『ハリー・ポッターと秘密の部屋』では、ハリーの他の人に対する思いやりと敬意は、身分が低く、人間ではないドビーや幽霊の「ほとんど首無しニック」にまで広がっている。Marguerite Krauseによれば、この小説の中で成し遂げたことは、生まれつきの才能よりも、創意工夫や多大な努力によるところが大きいという。
マーケット大学准教授であるEdward Duffyは、『秘密の部屋』の中心人物の1つは、(トム・リドルの計画したとおりジニー・ウィーズリーを支配する)トム・リドルの魔法をかけられた日記であると言う。Duffyは、ローリングがこれについて、下心のある情報源からの情報を受動的に消費することに対する警告を意図したものであると示唆した。Bronwyn WilliamsとAmy Zengerは、この日記をインスタントメッセージやチャットルームのシステムのようなものと考えているが、著者を偽装できる書き言葉に頼りすぎることの危険性については同意しており、面白い例としてロックハートの自己宣伝本に光を当てている。
この小説では、不道徳と権威の否定的な描写が重要なテーマである。Marguerite Krauseは、ハリー・ポッターの世界には絶対的な道徳的な規則がほとんどないと述べている。例えば、ハリーは真実を話すことを好むが、競争相手のドラコ・マルフォイのように、必要と考えたときにはいつでも嘘をつく。『ハリー・ポッターと秘密の部屋』の最後で、ダンブルドアはこれ以上校則を破ったらハリー、ロン、ハーマイオニーを罰するという約束を撤回し(マクゴナガル先生は彼らが校則を100以上破ったと見積もっていたにもかかわらずである)、「秘密の部屋」の脅威を終わらせた彼らに惜しみなく褒美を与えた。さらにKrauseは、権威者や政治制度はローリングからほとんど尊敬されていないと述べている。オーストラリアのクイーンズランド州にあるグリフィス大学のWilliam MacNeilは、魔法大臣は凡庸な人物として描かれていると述べている。Ken Jacobsonは『Harry Potter and the Secular City』という彼の記事の中で、魔法省が全体として官僚的な帝国の絡み合いとして描かれていることを示唆し、「魔法省の役人は些細なこと(例えば、大釜の厚さの標準化など)に忙殺され、「非魔法社会の者」(マグルのこと)や「記憶修正」(魔法による洗脳のこと)のように政治的に正しい婉曲語句を作っている。」と言っている。
この小説は1992年に始まることを暗に示している。「ほとんど首無しニック」の500回目の命日のパーティーのケーキには「Sir Nicholas De Mimsy Porpington died 31 October 1492」(ニコラス・ド・ミムジー・ポーピントン卿 1492年10月31日没)という言葉が刻まれている。
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』との関連
『秘密の部屋』はシリーズ6作目の『ハリー・ポッターと謎のプリンス』と多くの関連性がある。実のところ、『謎のプリンス』は『秘密の部屋』の仮題であったし、ローリングによると、当初は2作目で「決定的な情報」を提示するつもりだったが、最終的には「この情報の相応しい居場所は6作目だ」と感じたという。『謎のプリンス』で重要な役割を果たす物の一部は、『秘密の部屋』で初めて登場する。「ボージン・アンド・バークス」で販売されている「輝きの手」と「オパールのネックレス」、「ポルターガイストのピーブズ」によって破損したホグワーツの「姿をくらますキャビネット棚」、そして後に「分霊箱」であることが示される『トム・リドルの日記』である。加えて、この2つの小説は、ハリーとジニー・ウィーズリーの関係に最も焦点を当てている。
日本語訳における問題
日本語訳された際、先天性疾患(口唇口蓋裂)に対する差別的表現があったと指摘され、第66刷以降は該当部分を削除している。
映画
ハリー・ポッターと秘密の部屋 | |
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Harry Potter And The Chamber Of Secrets | |
監督 | クリス・コロンバス |
脚本 | スティーヴ・クローヴス |
原作 | J・K・ローリング |
製作 | デヴィッド・ハイマン |
製作総指揮 |
クリス・コロンバス マーク・ラドクリフ マイケル・バーナサン デヴィッド・バロン |
出演者 |
ダニエル・ラドクリフ ルパート・グリント エマ・ワトソン ケネス・ブラナー ジョン・クリーズ ロビー・コルトレーン ワーウィック・デイヴィス リチャード・グリフィス リチャード・ハリス ジェイソン・アイザックス アラン・リックマン フィオナ・ショウ マギー・スミス ジュリー・ウォルターズ デイビッド・ブラッドリー トム・フェルトン ショーン・ビガースタッフ ロバート・ハーディー シャーリー・ヘンダーソン ジェマ・ジョーンズ ミリアム・マーゴリーズ マーク・ウィリアムズ |
音楽 | ジョン・ウィリアムズ |
撮影 | ロジャー・プラット |
編集 | ピーター・ホーネス |
製作会社 | |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 |
2002年11月15日 2002年11月23日 |
上映時間 |
161分(オリジナル劇場版) 174分(ロングバージョン) |
製作国 |
アメリカ合衆国 イギリス |
言語 | 英語 |
製作費 | $100,000,000 |
興行収入 |
$879,928,511 $88,174,230 $262,641,637 173億円 |
前作 | ハリー・ポッターと賢者の石 |
次作 |
ハリー・ポッターと アズカバンの囚人 |
原作小説と同じくシリーズの第2作として映画化された。
スタッフ
- 製作:デヴィッド・ハイマン、クリス・コロンバス、マーク・ラドクリフ
- 監督:クリス・コロンバス
- 脚本:スティーヴ・クローヴス
- 音楽:ジョン・ウィリアムズ
- 製作総指揮:マーク・ラドクリフ、マイケル・バーナソン、デヴィッド・バロン
- 編集:ピーター・ホーネス
- 撮影:ロジャー・プラット
- 美術デザイン:スチュアート・クレイグ
- 装置監督: ステファニー・マクミラン
- 衣装:リンディ・ヘミング
- キャスティング:カレン・リンジー=スチュワート
- 特殊メイク効果:ニック・ダドマン
- 視覚効果監修:ティム・バーク
- 視覚効果:インダストリアル・ライト&マジック、フレームストアCFC、ムービング・ピクチャー・カンパニー、リーダー・セレビック、ジム・ヘリクソン・クリーチャー・ショップ、コンピューター・フィルム・カンパニー、ミル・フィルム、シネ・サイト
キャスト
- 日本語版制作スタッフ
制作
衣装デザインおよび美術デザイン
プロダクションデザイナーのスチュアート・クレイグは、1作目では見られなかった新しい要素をデザインするため、この続編に戻ってきた。クレイグは、アーサー・ウィーズリーのマグルへの関心に基づいて、建築廃材を利用して垂直に建てられた隠れ穴を設計した。ウィーズリー氏の空飛ぶ車は、1962年式フォード・アングリア 105Eから作られた。「秘密の部屋」は、長さ76メートル (249 ft)以上、幅36.5メートル (119.8 ft)以上の大きさで、この物語のために作られた最大のセットだった。組分け帽子とグリフィンドールの剣が置かれているダンブルドアの校長室も、この映画のために作られた。
リンディ・ヘミングスは『秘密の部屋』の衣装デザインを担当した。彼女は、すでに確立されたキャラクターの外見の多くを残し、この続編で登場する新しい人物に焦点を当てることにした。ギルデロイ・ロックハートの衣装は、他の登場人物の「暗く、落ち着いた、または地味な色」とは対照的に、明るい色を取り入れた。ギルデロイ・ロックハート役のケネス・ブラナーは、「私たちは、時代遅れの男前と、ホグワーツに溶け込めそうな人を掛け合わせたものを作りたかった。」と語っている。ヘミングスは、ルシウス・マルフォイの衣装も完璧に仕上げた。当初の構想の1つはピンストライプのスーツを着用していたが、彼の貴族としての資質を際立たせ、「古い感覚」を反映させるために、毛皮と蛇の頭の杖に変更された。
撮影
前作の公開からわずか3日後、2001年11月19日に主要撮影が開始された。第2班は、主に空飛ぶ車の場面の撮影を、その3週間前から開始していた。撮影は、主としてハートフォードシャー州のリーブスデン・スタジオで行われ、マン島でも行われた。キングス・クロス駅は9と3/4番線ホームの撮影場所として使われたが、外観の撮影にはセント・パンクラス駅が使われた。グロスター大聖堂は、ダラム大聖堂、アルニック城、ラコック修道院、オックスフォード大学のボドリアン図書館とともに、ホグワーツ魔法学校の舞台として使われた。隠れ穴は、リーブスデン・スタジオ前にある、アボッツ・ラングレー村のジプシー通りに建てられた。
ロジャー・プラットは、『秘密の部屋』を「登場人物と物語の成長」を反映し、前作よりも「暗くエッジの効いた雰囲気」を出すために、撮影監督として起用された。クリス・コロンバス監督は、より自由な動きができるように手持ちカメラを採用したが、彼はこれを「(彼の)映画監督としての出発点」であると考えている 。ケンブリッジ大学の言語学教授フランシス・ノーランは、映画の中で蛇が話す言語であるパーセルタングを創った。主要撮影は2002年7月に終了した。
音響設計
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』で起こる出来事のため、本作の音響効果は前作よりもはるかに雄大なものとなった。サウンド・デザイナー兼共同監修のサウンド・エディターであるランディ・トムは、カリフォルニアのスカイウォーカー・サウンドで初期の構想を練り、イギリスのシェパートン・スタジオで主要な作業を行ったあと、この続編に戻りPro Toolsを使って仕事を完成させた。
トムは暴れ柳に声を与えようと、自分の声を遅くして、周波数ごとに調整し、低音を強調した、深いうなり声を出した。マンドレイクについては、「『うーん、こんなの聞いたことがない』と思えるような珍しい音にする」ために、赤ちゃんの泣き声と女性の叫び声を組み合わせた。
トムはバジリスクを、「巨大な蛇ですが、ドラゴンのようでもあり。あのような歯を持っている蛇はそうそういませんし。シューという音を出したり、唸り声を上げたりしなければなりませんし、最後には苦痛を感じることもありました」といい、挑戦だと述べた。トムは自分の声と、虎の咆哮や、馬や象の声を混ぜ合わせた。
特殊効果・視覚効果
視覚効果の制作には、映画が完成する2002年10月9日までの9ヶ月間かかった。 インダストリアル・ライト&マジック、ミル、ムービング・ピクチャー・カンパニー(MPC)、シネサイトおよびフレームストアが作品中の約950の視覚効果ショットを手掛けた。Jim Mitchellとニック・デイヴィスが視覚効果スーパーバイザーを務めた。中でも、彼らはCGキャラクターである屋敷しもべ妖精のドビー、バジリスク、およびピクシー妖精などの制作を担当した。MPCのChas JarrettはCGスーパーバイザーとして、本作でCGを使用しているショットのアプローチを監督した。70人のスタッフで、2001年9月から2002年10月までに同社は251ショットを制作し、そのうち244ショットが本作に採用された。
視覚効果チームは、不死鳥のフォークス、マンドレイク、アクロマンチュラのアラゴグ、およびバジリスクの最初の25フィート (8 m)を考案した、クリーチャー効果スーパーバイザーのニック・ダッドマンと協力した。ダッドマンによれば、「アラゴグはクリーチャー部門にとって重要な挑戦だった」という。この巨大な蜘蛛は、高さ9フィート (3 m)、脚の長さ18フィート (5 m)で、それぞれを別のチームのメンバーが制御しなければならなかった。アラゴグ全体の重さは4分の3トンある。アニマトロニクスのアラゴグをセットで操作するには、15人以上の人手が必要だった。
暴れ柳の場面には、プラクティカル・エフェクトと視覚効果の組み合わせが必要だった。特殊効果スーパーバイザーのジョン・リチャードソンと彼のチームは、空飛ぶ車にぶつけるために機械操作の枝を作った。シェパートン・スタジオには3分の1スケールのセットが組み立てられ、100フィート (30 m)以上の高さに見えるよう遠近感を強調し木の上部3分の1が実物大で作られた。中庭と木は3Dで作られました。中庭と木は3Dで作られた。一部のショットはすべてデジタルで行われた。Jarrett氏は、この場面の「最大の課題」はレンダリングであったと指摘し、「あまりにも多くのことが起こっていた。本当に膨大な量だった。」と理由を挙げた。
音楽
前作の作曲を担当したジョン・ウィリアムズが、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』の作曲をするため戻ってきた。ウィリアムズは『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』と『マイノリティ・リポート』の作曲を完了し、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』の作曲に取り掛かるところだったため、本作の作曲は難しいことが判った。そのため、ウィリアム・ロスを起用し、ウィリアムズが機会があるたびに作曲していた素材に『賢者の石』のテーマを編曲してもらうことにした。サウンドトラック・アルバムは2002年11月12日に発売された。
配給
マーケティング
この映画の映像は2002年の夏にオンラインで公開され始め、映画館では「スクービー・ドゥー」の公開と同時に特報が公開された。この映画を基にしたビデオゲームが2002年11月初旬にエレクトロニック・アーツからゲームキューブ、PlayStation 2、Xboxなど複数のゲーム機で発売された。また前作で決めた販売計画の成功を継続し、タイアップ商品であるレゴの「秘密の部屋」が品薄になったとの報道があった。
映像ソフト
この映画は、VHSテープと、拡大された場面や削除された場面、インタビューを含むフルスクリーン/ワイドスクリーンデジパック仕様2枚組特別版DVDの両方が、イギリス、アメリカ、およびカナダで2003年4月11日に最初に発売された。2007年12月11日にはBlu-ray版が発売された。2009年12月8日には、新しい映像、テレビ・コマーシャル、削除された場面を編集した拡大版、および長編スペシャル「Creating the World of Harry Potter Part 2: Characters」を収録したアルティメット・エディションが発売された。拡大版の上映時間は約174分で、以前に一部のテレビ放送で上映されていた。
日本ではワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメントよりブルーレイ、DVDが発売。
- ハリー・ポッターと秘密の部屋 特別版(DVD2枚組、2003年4月25日発売)
- ハリー・ポッターと秘密の部屋 1枚組版(DVD1枚組)
- 【初回限定生産】ハリー・ポッター DVD特別版 ツインパック(4枚組)
- ハリー・ポッターと秘密の部屋 ブルーレイ(1枚組)
- 【数量限定生産】ハリー・ポッターと秘密の部屋 ブルーレイ アルティメット・コレクターズ・エディション(3枚組、2009年12月23日発売)
- 【数量限定生産】ハリー・ポッターと秘密の部屋 DVD アルティメット・コレクターズ・エディション(4枚組、2009年12月23日発売)
- ハリー・ポッターと秘密の部屋 コレクターズ・エディション(Blu-ray版:3枚組 / DVD版:4枚組、2016年3月23日発売)
- ハリー・ポッターと秘密の部屋 〈4K ULTRA HD&ブルーレイセット〉(3枚組、2017年12月20日発売)
評判
興行成績
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』は、2002年11月3日にオデオン・レスター・スクエアで世界初公開され、2002年11月15日にイギリスとアメリカで公開された。この映画は公開と同時に複数の記録を更新した。北米では、この映画は公開初週の週末、3,682の映画館で8,840万ドルの興行収入を記録し、『スパイダーマン』、『ハリー・ポッターと賢者の石』に次いで当時3番目に大きな開演となった。また、連続しない2週間の週末で興行収入首位を獲得した。イギリスでは、この映画はそれまで『賢者の石』が持っていたオープニング記録をすべて破った。試写会を含むオープニングで1890万ポンド(1ポンド191.01円換算で約36億1009万円)、試写会を除くと1090万ポンド(同20億8201万円)の興行収入を記録した。イギリスでの興行収入は5,480万ポンドで、これは当時、イギリスでの歴代興行収入の第5位だった。
この映画は全世界で合計8億7,900万ドルの興行収入を記録した。これは『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』に次いで、2002年の全世界での興行収入の第2位であり、また『スパイダーマン』、『二つの塔』、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』に次いで、2億6,200万ドルで同年の北米における興行収入の第4位を記録した。しかしアメリカ以外ではこの年の第1位の映画であり、『二つの塔』の5億8,450万ドルに対し、6億1,700万ドルを記録した。
批評家の反応
Rotten Tomatoesでは、この映画は238件のレビューに対して82%の支持率を得ており、平均評価は7.2/10となっている。Rotten Tomatoesの「批評家の総意(CRITICS CONSENSUS)」は「若い観客にとってはより魅力的かもしれないが、『秘密の部屋』は前作よりも暗いが活気があり、第1作の世界観を広げ向上させている。」と解釈している。Metacriticでは、35人の批評家による加重平均得点が100点満点中63点であり、「おおむね好意的な評価」となっている。CinemaScoreによる調査では観客はハリー・ポッターシリーズの中で唯一「A+」を与えた。
ロジャー・イーバートは、『秘密の部屋』に4つ星中の星4つを与え、特にセットデザインを賞賛した。「エンターテインメント・ウィークリー誌」は、この映画が前作より優れており、より暗いと称賛した。「そしてその中でも今回の『ハリーポッター』が非常にうまくいっているのは、観客にとって、より暗く、より恐ろしい雰囲気を深めていることだ。これは本来あるべき姿だ。ハリーの物語は、より暗くなると考えられる。」。リチャード・ローパーは、コロンバス監督の演出と映画が原作に忠実であることを称賛し、次のように述べている。「クリス・コロンバス監督は、物語に忠実というだけでなく、それを映画の時代に合わせた本当に素晴らしい仕事をしています。」。バラエティ誌は、この映画は過度に長いが、より暗く劇的だと称賛し、原作とは別に映画独自の命を与える自信と見え隠れする才能は『賢者の石』が成し得なかったものだと述べている。『ニューヨーク・タイムズ』のA・O・スコットはこう述べている。「興奮を感じるのではなく、打ちのめされ、疲れ果てたように感じるかもしれないが、最終的にはそれほどひどく失望することはないだろう。」。
「ローリング・ストーン」誌のピーター・トラヴァースは、この映画は長すぎて原作に忠実すぎると非難した。「またしても、クリス・コロンバス監督はローリングにかしこまって、創造性を抑え込み、3時間近くも映画を引きずらせた」と。「ロサンゼルス・タイムズ」のケネス・トゥーランは、「既視感の繰り返しで、あなたが第1作についてどういう意見を持っていても、それが賛成でも反対でも、この作品の感想になりそう」といい、この映画を陳腐な展開とみなしている。
受賞歴
『秘密の部屋』は、英国アカデミー賞の3部門、プロダクションデザイン賞、音響賞、および視覚効果賞)にノミネートされた。この映画は6つのサターン賞にもノミネートされた。また、第1回視覚効果協会賞では2つの賞にノミネートされた。放送映画批評家協会は、ファミリー映画賞と作曲賞を授与し、デジタル演技賞(トビー・ジョーンズ)にもノミネートされた。
賞 | 授賞式の日付 | 部門 | 受賞者 | 結果 | Ref. |
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アマンダ賞 | 2003年8月22日 | Best Foreign Feature Film | ハリー・ポッターと秘密の部屋 | ノミネート | |
ボギー賞 | 2002 | Bogey Award in Platinum | ハリー・ポッターと秘密の部屋 | 受賞 | |
英国アカデミー賞 | 2003年2月23日 | プロダクションデザイン賞 | スチュアート・クレイグ | ノミネート | |
音響賞 | ランディ・トム, Dennis Leonard, John Midgley, Ray Merrin, Graham Daniel and リック・クライン | ノミネート | |||
視覚効果賞 | Jim Mitchell, ニック・デイヴィス, ジョン・リチャードソン, Bill George and Nick Dudman | ノミネート | |||
クリティクス・チョイス・アワード | 2003年1月17日 | ファミリー映画賞 | ハリー・ポッターと秘密の部屋 | 受賞 | |
作曲賞 | ジョン・ウィリアムズ | 受賞 | |||
デジタル演技賞 | トビー・ジョーンズ | ノミネート | |||
Broadcast Music Incorporated Film & TV Awards | 2003年5月14日 | BMI Film Music Award | ジョン・ウィリアムズ | 受賞 | |
ゴールデン・リール賞 | 2003年3月22日 | Best Sound Editing – Foreign Film | ランディ・トム, Dennis Leonard, Derek Trigg, Martin Cantwell, Andy Kennedy, Colin Ritchie, Nick Lowe | ノミネート | |
GoldSpirit Awards | 2003 | Best Recording Edition | ジョン・ウィリアムズ | bronze | |
Best Sci-Fi/Fantasy Theme | bronze | ||||
グラミー賞 | 2004年2月8日 | 映画・テレビサウンドトラック部門 | ジョン・ウィリアムズ | ノミネート | |
ヒューゴー賞 | 2003年8月28日 - 9月1日 | 映像部門 長編部門 | ハリー・ポッターと秘密の部屋 | ノミネート | |
日本アカデミー賞 | 2003年3月7日 | 外国作品賞 | ハリー・ポッターと秘密の部屋 | ノミネート | |
ニコロデオン・キッズ・チョイス・アワード | 2003年4月12日 | Kids' Choice Award for Favorite Movie | ハリー・ポッターと秘密の部屋 | ノミネート | |
ロンドン映画批評家協会 | 2003年2月12日 | British Supporting Actor of the Year | ケネス・ブラナー | 受賞 | |
MTVムービーアワード | 2003年5月31日 | Best Virtual Performance | トビー・ジョーンズ | ノミネート | |
オンライン映画批評家協会 | 2003年1月6日 | Best Visual Effects | ジョン・リチャードソン | ノミネート | |
サターン賞 | 2003年5月18日 | ファンタジー映画賞 | ハリー・ポッターと秘密の部屋 | ノミネート | |
若手俳優賞 | ダニエル・ラドクリフ | ノミネート | |||
監督賞 | クリス・コロンバス | ノミネート | |||
衣装デザイン賞 | リンディ・ヘミングス | ノミネート | |||
メイクアップ賞 | Nick Dudman, Amanda Knight | ノミネート | |||
特殊効果賞 | John Mitchell, ニック・デイヴィス, ジョン・リチャードソン, Bill George | ノミネート | |||
スティンカーズ最悪映画賞 | 2003年3月16日 | Most Annoying Non-Human Character | 屋敷しもべ妖精のドビー | ノミネート | |
視覚効果協会 | 2003年2月19日 | Best Character Animation in a Live Action Motion Picture | "Dobby's Face" – David Andrews, Steve Rawlins, Frank Gravatt, Douglas Smythe | ノミネート | |
Best Compositing in a Motion Picture | "Quidditch Match" – Dorne Huebler, Barbara Brennan, Jay Cooper, Kimberly Lashbrook | ノミネート |
テレビ放送
回数 | 放送局 | 番組名 | 放送日 | 放送時間 | 放送分数 | 平均世帯視聴率 | 備考 |
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1 | 日本テレビ | 金曜ロードショー | 2005年12月2日 | 20:00 - 23:19 | 199分 | 21.7% | 地上波初放送 ノーカット 88分拡大、63分繰上げ |
2 | TBS | - | 2007年7月25日 | 19:45 - 22:48 | 183分 | 15.7% | 69分拡大 |
3 | フジテレビ | 土曜プレミアム | 2008年3月29日 | 20:03 - 23:10 | 12.1% | 57分拡大、57分繰上げ | |
4 | テレビ朝日 | 日曜洋画劇場 | 2010年11月21日 | 21:00 - 23:39 | 159分 | 45分拡大 | |
5 | 日本テレビ | 金曜ロードSHOW! | 2013年3月22日 | 21:00 - 23:29 | 149分 | 11.2% | 35分拡大 |
6 | 2015年5月29日 | 21:00 - 23:24 | 144分 | 15.5% | 30分拡大 | ||
7 | 2016年12月2日 | 10.2% | |||||
8 | 2020年10月30日 | 10.1% |
- 視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。
ゲーム
2002年11月23日には同タイトルのPlayStation 2版、PlayStation版、ニンテンドーゲームキューブ版、ゲームボーイアドバンス版、Windows版のゲームソフトが発売された。メーカーはエレクトロニック・アーツ。PlayStation版はアルゴノートゲームスが開発。シリーズの映画化にあわせて廉価版も出ている。アクション・アドベンチャー。
『秘密の部屋』の映画を題材にしたトレーディングカードも、カードゲームではないが作成されている。
- 日本語版キャスト(声の出演)
- ハリー・ポッター - 矢島晶子
- ロン・ウィーズリー - 渕崎ゆり子
- ハーマイオニー・グレンジャー - 深見梨加
- アルバス・ダンブルドア校長 - 大木民夫
- ミネルバ・マクゴナガル先生 - 弥永和子
- セブルス・スネイプ先生 - 茶風林
- ギルデロイ・ロックハート先生 - 山寺宏一
- ルビウス・ハグリッド - 玄田哲章
- フィリウス・フリットウィック先生 - 緒方賢一
- マダム・フーチ先生 - 谷育子
- ドラコ・マルフォイ - 木内レイコ
- 組分け帽子 - 水内清光
- ジニー・ウィーズリー - 石田未来
- モリー・ウィーズリー - 野沢由香里
- オリバー・ウッド - 石田彰
- ルシウス・マルフォイ - 大塚芳忠
- 嘆きのマートル - かないみか
- トム・マールヴォロ・リドル - えなりかずき
- ヴォルデモート卿 - 大塚芳忠
- バジリスク - 大塚芳忠
- ナレーション - 青野武
脚注
注釈
外部リンク
- J.K.ローリング 公式サイト
- ブルームズベリー社(英語)
- スコラスティック社(英語)
- 静山社
- 英国政府観光庁 - ハリー・ポッター映画ロケ地
- クエスト 秘宝を探せ(公式サイト)
- Harry Potter Wiki - ワーナー社認定Wiki
- ハリー・ポッターと秘密の部屋 - allcinema
- ハリー・ポッターと秘密の部屋 - KINENOTE
- Harry Potter And The Chamber Of Secrets - オールムービー(英語)
- Harry Potter And The Chamber Of Secrets - IMDb(英語)
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アトラクション | |||||
ウェブサイト |
小説 | 1. 賢者の石 - 2. 秘密の部屋 - 3. アズカバンの囚人 - 4. 炎のゴブレット - 5. 不死鳥の騎士団 - 6. 謎のプリンス - 7. 死の秘宝 |
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関連書籍 |
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音楽 |
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登場人物・登場組織 | |||||
世界設定 | |||||
関係者 | J・K・ローリング - 静山社 - 松岡佑子 - ワーナー・ブラザース映画 |
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その他 | 魔法ワールド - 映画 - ポッターモア - レゴ - ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター - ポッタリアン - 魔法同盟 - リターン・トゥ・ホグワーツ - ハリー・ポッターシリーズにちなんで命名された生物の一覧 - ホグワーツ・レガシー |
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J.K.ローリング 公式サイト | 静山社 | 映画公式サイト |
クリス・コロンバス監督作品
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