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メチルフェニルピラセタム
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メチルフェニルピラセタム | |
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2-(5-Methyl-2-oxo-4-phenyl-pyrrolidin-1-yl)-acetamide | |
識別情報 | |
PubChem | 52912210 |
ChemSpider | 30831670 |
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特性 | |
化学式 | C13H16N2O2 |
モル質量 | 232.28 g mol−1 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
メチルフェニルピラセタム(Methylphenylpiracetam)は、ピラセタムの誘導体で、シグマ1受容体(σ1R)の正のアロステリックモジュレーターである。フェニルピラセタムにメチル基が付加したものである。
E1Rは、メチルフェニルピラセタムの(4R,5S)立体異性体である。
エナンチオマー
2つのR配置エナンチオマーである(4R,5S)と(4R,5R)は、S配置型である(4S,5R)と(4S,5S)と比べて、シグマ1受容体への正のアロステリック効果が大きくなる。
エナンチオマー | σ1Rに対する正のアロステリック効果(%) |
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erythro-(4R,5S) | 222 ± 37 |
threo-(4R,5R) | 191 ± 23 |
erythro-(4S,5R) | 141 ± 40 |
threo-(4S,5S) | 147 ± 31 |
効果
E1Rは、マウスにおいて自発運動に影響を与えることなく、認知力を高め、コリン作動性機能障害に対して効果を持つ。E1Rによる前処理はシグマ1受容体のアゴニストPRE-084の刺激効果を増強し、また受動的回避行動の保持を促進した。また、スコポラミン誘導認知障害を軽減した。E1Rの認知力を高める効果は、(R)-フェニルピラセタムよりも大きい。
E1Rは自発運動に影響を与えないため、錐体外路症状を引き起こさないことが分かった。
関連項目
外部リンク
関連文献
- US patent 8791273, Kalvins, et al., "4R,5S-enantiomer of 2-(5-methyl-2-oxo-4-phenyl-pyrrolidin-1-yl)-acetamide with nootropic activity", issued 2014-07-29