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フェキシニダゾール
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IUPAC命名法による物質名 | |
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識別 | |
CAS番号 |
59729-37-2 |
ATCコード | P01CA03 (WHO) |
PubChem | CID: 68792 |
ChemSpider | 62032 |
UNII | 306ERL82IR |
KEGG | D11252 |
ChEMBL | CHEMBL1631694 |
別名 |
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化学的データ | |
化学式 | C12H13N3O3S |
分子量 | 279.31 g·mol−1 |
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フェキシニダゾールは、ブルーストリパノソーマによるアフリカトリパノソーマ症(睡眠病)の治療に用いられる医薬品である。第1期と第2期の両方の病状に対して効果的である。シャーガス病の治療に有用なことを支持する証明もいくつかある。投与法は経口である。
一般的な副作用には、吐き気、嘔吐、頭痛、睡眠障害などがあげられる。その他の副作用には、QT延長、精神病、白血球減少症などがあげられる。妊娠中または授乳中の人への使用の安全性は不明確である。フェキシニダゾールは、抗寄生虫薬およびニトロイミダゾールに属する医薬品である。作用機序は寄生虫内の特定の酵素を活性することにより寄生虫を自滅させると考えらる。
フェキシニダゾールが最初に説明されたのは1978年である。2018年に欧州医薬品庁から肯定的な意見が出された。世界保健機関の必須医薬品リストに掲載されており、医療制度に必要とされる最も安全で効果的な医薬品である。睡眠病の治療開発は、顧みられない病気の新薬開発イニシアティブの資金提供とサノフィの協働により進められている。