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プレグナンX受容体
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プレグナンX受容体

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NR1I2
Protein NR1I2 PDB 1ilg.png
PDBに登録されている構造
PDB オルソログ検索: RCSB PDBe PDBj
PDBのIDコード一覧

1ILG, 1ILH, 1M13, 1NRL, 1SKX, 2O9I, 2QNV, 3CTB, 3HVL, 3R8D, 4J5W, 4J5X, 4NY9, 4S0S, 4S0T, 4XHD, 4X1F, 4X1G, 4XAO, 5A86

識別子
記号 NR1I2, BXR, ONR1, PAR, PAR1, PAR2, PARq, PRR, PXR, SAR, SXR, nuclear receptor subfamily 1 group I member 2
外部ID OMIM: 603065 MGI: 1337040 HomoloGene: 40757 GeneCards: NR1I2
遺伝子の位置 (ヒト)
3番染色体 (ヒト)
染色体 3番染色体 (ヒト)
3番染色体 (ヒト)
NR1I2遺伝子の位置
NR1I2遺伝子の位置
バンド データ無し 開始点 119,780,484 bp
終点 119,818,487 bp
遺伝子の位置 (マウス)
16番染色体 (マウス)
染色体 16番染色体 (マウス)
16番染色体 (マウス)
NR1I2遺伝子の位置
NR1I2遺伝子の位置
バンド データ無し 開始点 38,068,685 bp
終点 38,115,186 bp
RNA発現パターン
PBB GE NR1I2 207203 s at fs.png

PBB GE NR1I2 207202 s at fs.png
さらなる参照発現データ
遺伝子オントロジー
分子機能 DNA結合
sequence-specific DNA binding
RNA polymerase II transcription regulatory region sequence-specific DNA binding
DNA-binding transcription factor activity
DNA-binding transcription activator activity, RNA polymerase II-specific
transcription coactivator activity
zinc ion binding
金属イオン結合
steroid hormone receptor activity
nuclear receptor activity
血漿タンパク結合
DNA-binding transcription factor activity, RNA polymerase II-specific
transcription cis-regulatory region binding
転写因子結合
nuclear receptor coactivator activity
シグナル伝達受容体活性
細胞の構成要素 細胞核
核質
核内構造体
intermediate filament cytoskeleton
RNA polymerase II transcription regulator complex
生物学的プロセス ステロイド代謝プロセス
regulation of transcription, DNA-templated
xenobiotic transport
xenobiotic export
transcription, DNA-templated
positive regulation of transcription, DNA-templated
positive regulation of gene expression
生体異物の代謝プロセス
transcription initiation from RNA polymerase II promoter
negative regulation of transcription, DNA-templated
シグナル伝達
steroid hormone mediated signaling pathway
positive regulation of transcription by RNA polymerase II
intracellular receptor signaling pathway
多細胞個体の発生
細胞分化
出典:Amigo / QuickGO
オルソログ
ヒト マウス
Entrez
Ensembl
UniProt
RefSeq
(mRNA)

NM_033013
NM_003889
NM_022002

NM_001098404
NM_010936

RefSeq
(タンパク質)

NP_003880
NP_071285
NP_148934

NP_001091874
NP_035066

場所
(UCSC)
Chr 3: 119.78 – 119.82 Mb Chr 3: 38.07 – 38.12 Mb
PubMed検索
ウィキデータ
閲覧/編集 ヒト 閲覧/編集 マウス

プレグナンX受容体(プレグナンXじゅようたい、: pregnane X receptor、略称: PXR)は、ヒトではNR1I2遺伝子によってコードされるタンパク質である。SXR(steroid and xenobiotic sensing nuclear receptor)、NR1I2(nuclear receptor subfamily 1, group I, member 2)の名称でも知られる。

機能

PXRは核内受容体であり、その主な機能は外来の毒性物質を検知し、それに応答してこうした物質の解毒と体外への除去に関与するタンパク質の発現をアップレギュレーションすることである。PXRは核内受容体スーパーファミリーに属し、このファミリーのメンバーはリガンド結合ドメインとDNA結合ドメインを持つことで特徴づけられる転写因子である。PXRはシトクロムP450遺伝子CYP3A4の転写調節因子であり、9-cis-レチノイン酸受容体であるRXRとのヘテロ二量体としてCYP3A4プロモーターに結合する。デキサメタゾンリファンピシンなど、CYP3A4を誘導するさまざまな化合物によって活性化される。

リガンド

アゴニスト

PXRはステロイドプロゲステロン17α-ヒドロキシプロゲステロン17α-ヒドロキシプレグネノロン5α-ジヒドロプロゲステロン5β-ジヒドロプロゲステロンアロプレグナノロンコルチコステロン酢酸シプロテロンスピロノラクトンデキサメタゾンミフェプリストンなど)、抗生物質リファンピシンリファキシミンなど)、抗真菌薬胆汁酸ヒペルフォリン(セント・ジョーンズ・ワート(セイヨウオトギリ)の成分)、メクリジンパクリタキセルカフェストールフォルスコリンなど、多数の内因性・外因性の化学物質によって活性化される。

アンタゴニスト

ケトコナゾールは、PXRのアンタゴニストとして知られている数少ない例の1つである。SPA70(LC-1)は近年同定され、PXRの強力かつ選択的なアンタゴニストとして特性解析がなされた。

機構

他のII型核内受容体と同様、活性化された際にはレチノイドX受容体とヘテロ二量体を形成し、ホルモン応答エレメント(hormone response element, HRE)に結合して遺伝子の発現を誘導する。

PXRの活性化の主要な標的はCYP3A4の誘導である。CYP3A4は多くの薬物の代謝の第I相を担う重要な酸化酵素である。さらに、PXRはグルタチオン-S-トランスフェラーゼなど第II相の抱合反応を担う酵素や、OATP2MDR1など第III相の排出に関与するタンパク質もアップレギュレーションする。

関連文献

関連項目

外部リンク


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